ドラマ「メガバンク最終決戦」(2016)の感想。

WOWOW製作の経済ドラマ。原作波多野聖、椎名桔平主演。全6話。

メガバングが乗っ取られてしまうかもという瀬戸際の攻防を描いている。もともとこのメガバンクは大手銀行が合併して誕生し、内部ではその派閥抗争が激しく繰り広げられている。モデルはすぐに思い浮かぶ実話のようなストーリーだ。

経済ドラマにありがちな複雑なスキームはなく、ストーリーはほぼ一本道で、流れにのっていけば迷子になることもない。悪役は、金融庁幹部と政界実力者、それに外資のヘッジファンド。外圧勢力が無理難題を押しつけ、思うがままにしようとする。

やはり椎名桔平の演技にたよったドラマであることに間違いない。こういった生きのいいビジネスマン役はピッタリで、最後までエネルギッシュな演技を見せて引っ張ってくれる。ただ、その他が弱い。悪役たちが割と小物で、あくどさを前面に押し出すタイプでなく、対決の構図につながっていない。最後も、とにかくまとめてしまおうという終わり方だ。

それでも楽しめるドラマには仕上がっていると思う。