一般的な外国語独習法というよりも、ラテン語さん自身の外国語学習法を紹介した本。ラテン語はもちろん、9カ国語にわたる学習歴から取り出された方法はどれも役に立ちそうなものばかり。
入門書の選び方、単語の覚え方、学習環境の整え方など。9カ国語それぞれの特徴とそれに応じた学習法。検定試験についても詳しい。とくに仏検については1級習得までの過程もわかり役に立ちそうだ。
著者自身が外国語学習を楽しんでいるのがよくわかる。それが外国語上達の秘訣だということだろう。この本で提示された方法はどれも有益なものばかり。それを実行するかどうかが問題。そのための原動力が外国語学習を楽しむということで、それは自分で見つけるしかないのだろう。