古畑任三郎第6話「ピアノ・レッスン」の感想。犯人役は木の実ナナ。(ネタバレ)

犯人役はピアニストを演じる木の実ナナ。

世界的作曲家の音楽葬が行われることになった。その前日、追悼曲を演奏する予定だった音楽学院長がピアノで殺されてしまう。犯人は、被害者と対立関係にあり、恩師の愛人でもあったピアニスト。警察は、心臓発作として処理しようとしたが、古畑は疑問を抱く。

木の実ナナの傲慢で存在感ある演技と、それを突き崩していく古畑の鋭い観察力は見どころ。

刑事コロンボネタが多い。スタンガンは「二つの顔」のミキサー、壊れた腕時計とクリーニングから戻った衣装は「野望の果て」、軽いスーツケースは「殺人処方箋」。

最後の一撃は「祝砲の挽歌」。リンゴ酒がピアノの切れた弦になった。

中身がつまっていて、最後まで飽きさせないエピソード。第1シーズンは傑作が続くね。