高橋洋一著「めった斬り平成経済史」書評感想

平成の主な経済関係の出来事を項目別にまとめ、わかりやすくポイントをしぼって解説した本。

プラザ合意の誤解、バブル崩壊の真の原因、消費税5%引き上げ失敗、量的緩和策、郵政民営化の理由、量的緩和策解除は愚策、埋蔵金、リーマンショック処理、物価より雇用、円高と電機メーカー没落など。

著者は元大蔵官僚だが、すでに袂を分かった発言をしており、御用学者とは反対の立場。失敗は失敗とはっきりと指摘している。

経済史を振り返るにしても、経済を基礎知識を仕入れるにしても、非常によい本。おすすめ。