BS-TBSの「諸説あり!」。いろんな視点から出来事をみる歴史番組。今回は、日本史の教科書でもおなじみの漢委奴国王の金印。
江戸時代中期に福岡県志賀島で発見された金印。後漢の光武帝から日本におくられたものだが、これが後世ににつくられた偽物だという説がある。発見者が失踪、鑑定者が火事で死亡など不審な点が多い。
・加工痕が1世紀でなく18世紀後半の清代の技法
・彫り方が光武帝が与えた他の印ものと異なる
・当時の鑑定者が中国の偽造集団から手に入れたと疑われる
真印説も同時に紹介されている。金印のつまみがラクダからヘビに作り替えられたと。
それから、漢委奴国王は「かんのわのなのこくおう」ではなく「かんのいとこくおう」と読むべきとも。
なかなか興味深い話。加工痕の話は説得力があるね。
BS-TBS
諸説あり! 「国宝・金印 二千年前の真実」
2019/5/2(木)
午後11:00~11:54
(初回放送 2018/8/18)