著者は、精神科医で大学病院の教授。多忙を極める日々の業務の中で実践している、仕事の効率アップのための実践的な手法を紹介した本。野口悠紀雄氏の「超」整理法をかなり参考にしていて、それをモディファイしてある部分もある。
発想、書類、時間の3つにわけて管理。A6の手帳を持ち歩き、5秒以内に発想をメモする。書類は角型2号封筒に入れ、30秒以内に取り出せるようにする。15~30分程度の昼寝をすることで、集中のピークをつくるなど。
医師に限らず中間管理職のような立場になると、会議、書類作成、部下の指導などで時間のほとんどをとられ、自分のアイディを磨いてい実行にうつす余裕がなくなるもの。どうやって効率よく日常業務をこなすかは死活問題。ひとつの事例として参考になるところが多々ある。