野口悠紀雄著「「超」AI整理法」の書評感想

ベストセラーの「超」整理法の著者が、AI時代に合わせて、更に内容を発展させた情報整理法の本。

AIにより、耳と目を持ったスマホとPCの使い方が変わる。つまり、画像認識と音声入力ができるようになった。今まではテキスト中心の情報だけだったが、画像認識を使った情報収集、検索まで幅が広がった。更に、キーボードやタッチパネルにたよっていた文字入力も、音声により簡単にできるようになった。

音声入力を使ってみると、もうかなりのレベルにまできている。キーボード入力が面倒に思えるほど、簡単に短時間で文章が書けてしまう。

分類するな並べよ、ポケット一つの原則など、今までの「超」整理法にもあった考えに、捨てるのをやめて検索せよという考えも、大容量データを簡単に扱えるようになった今の時代にふさわしい。

旧著の原則は今でも重要だし、更に新たな方法を提示してあり、情報整理に有用な内容の本。