長谷川慶太郎著「2019 長谷川慶太郎の大局を読む」書評感想

著者による毎年恒例の世界情勢本の2019年版。

ページの半分くらいが米中覇権争いの新冷戦について書かれている。貿易戦争はアメリカの勝利に終わるとのこと。

他には、習近平の中国についての考察、人出不足の日本とキャッシュレス社会、右肩下がりヨーロッパ経済、朝鮮半島情勢、BRICs経済の現状ついてなど。

目新しいことは少ないが、そのなかでは

・朝鮮半島は統一される。早ければ2019年中に。
・パレスチナ消滅

の2点は注目。そう簡単にいくかなと思うが、ソ連崩壊を予言した著者なので、まんざらではないかもしれない。