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アイザック・アシモフ著「黒後家蜘蛛の会2」の感想。

黒後家蜘蛛の会の第2集。第1集よりもパワーアップして、面白い作品がいくつも収録されている。全く手がかりがないと見えるところから、一気に解決に持っていくエピソードが多い。いつもながら全貌を描き出すヘンリーの推理力には恐れ入る。強引でこじつけと...

アイザック・アシモフ著「黒後家蜘蛛の会1」の感想。

アイザック・アシモフによる安楽椅子探偵式の短編ミステリー集。上流階級の紳士たちが集う黒後家蜘蛛の会。毎月の晩餐会で、ゲストから出された謎を皆で議論を戦わせ、最後は給仕のヘンリーが見事に解き明かす。だいぶ前のことになるが、NHKラジオでこの作...
外国語

五味洋治著「英語と中国語 10年後の勝者は」の書評感想。

言語から見た米中の覇権争いのレポート。中国語、英語、そして日本語についての記述もある。国際語としては英語一極支配で間違いないが、そこに中国語が割っては入いれるのか。米中の争いはあらゆる分野でも繰り広げられているが、言葉については英語の地位は...

小田中直樹著「フランス7つの謎」の書評感想。

2005年発行で少し古い本になるが、今のフランスに感じる疑問の答えを根本的なところからわかりやすく説明してある。自由平等博愛の国、文化大国、ファッションとグルメの国などが一般的なフランスのイメージだろう。少しフランスを調べたり、ニュースを注...

四角大輔著「超ミニマル主義」書評感想。

部屋にものがあふれていて、どうにかして整理しなければならないと思っているが、なかなか進まない。何か片付けのヒントになるような本はないかと思い、手に取ったのがこの本。かなり厚い本だ。中身も本格的。ただの片付けのためのお助け本ではなく、ムダをそ...

西村京太郎著「殺しの双曲線」の感想。(ネタバレ)

西村京太郎と言えばトラベルミステリーだが、この作品は本格ミステリー小説。アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」のプロットを使っている。更に、メイントリックが双生児であることを利用していることを予め明らかにして、読者への挑戦スタイル...
外国語

三輪裕範著「ニュース英語」の読み方の感想。

著者は元商社マンで、40年にわたって英語雑誌からニュース英語を学んできた。その経験から、ニュース英語を読むためのポイントをまとめた本。ニュース英語の特徴をあげて、読むときに注意すべきポイントをあげている。しかしそれを万能のルールとしてとりあ...

落合陽一著「忘れる読書」の感想。

若手のオピニオンリーダーとして活躍中の著者が書いた読書論。半分は読書の方法論で残り半分は影響を受けた本の書評。一言で言うと、とにかく読んで読んで読みまくるといったスタイル。もちろん思考体力をつけるためであったり、気づく力をつけるためであった...

エラリイ・クイーン「Zの悲劇」の感想。探偵ドルリー・レーンの第3弾。

XとYはだいぶ昔に読んだが、Zと最後の事件がまだ残っていた。ということでZの悲劇を手にとってみた。黒い噂がある州上院議員が刺殺された。刑務所を出所したばかりの元受刑者が逮捕され、死刑判決を受ける。男は無実であると確信するドルリー・レーンは、...

ウイルキー・コリンズ著「月長石」の感想。150年前のミステリー小説。

以前は大きな書店のミステリーコーナーでは必ずと言っていいほど見かけた本。最近では目にすることもなくってしまった。前書きを読むと面白そうなので、何度となく読んでみようと思ったが、その厚さにひるんで今日まで未読のままだった。最近、古本を入手して...
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