橋下徹著「異端のすすめ」書評感想

元大阪府知事の著者による半生記と人生論。

政治的な話ではないし、あまり難しいことは言わない。オレはこうやってきたという信念と行動の本。

何よりも行動、そしてそれを支えるしっかりとした戦略。テレビに出たのも選挙に出たのも、こういった信念の裏づけがあった。

一生懸命生きて自分にしかない価値をつくりあげる。弁護士時代のスピード重視の仕事術、損して得取れ的な事務所との契約など、誰もが思いつくが行動までには至らないことをしっかりと実行してきている。

何でも挑戦してみる姿勢が一貫している。緻密な戦略というよりも、骨太の方針と実行力。

若い人にはキャリア設計の助けになるし、小難しいことで壁にぶつかっている人にも良いアドバイスになる本だと思う。