落合陽一著「超AI時代の生存戦略」書評感想

AI時代にどう生きるかについて、様々な視点から読み解いた本。

AIの普及で仕事がなくなるという論調をよく目にする。銀行で大幅な人員削減するというニュースを聞くと、この先自分の仕事はどうなるのかと不安に思えてくる。

こういった危機感に対しては、著者はワークライフバランスからワークアズバランスという考え方を提示する。競争の時代から個人の趣味性を追求する時代になるという考えが基本だ。

メディア発信であったり、フックついた知識であったりと、ネットを前提とする具体的な手法についての提言もある。

個別の仕事がどうとかではなく、全体的に世の中の流れがどうなっていくかについて示した本。未来社会論として面白い。