映画「アングリースクワッド公務員と7人の詐欺師」(2024)の感想。

詐欺師の話で面白そうなので観てみた。韓国ドラマ「元カレは天才詐欺師〜38師機動隊〜」のリメイク版。主演は内野聖陽。

税務署に勤める公務員が主人公。車の売買詐欺に引っかかるが、友人の刑事の助けで犯人を捜し出す。その犯人が脱税容疑のあるフィクサーから税金を回収するから見逃せという提案を受ける。主人公はその計画に乗り、詐欺チームが結成される。

地面師詐欺のプロットとしては普通によくできていて、悪人をうまくだましてめでたしめでたしということになる。その部分だけを見ればスカッとした結末だ。

ただ、ストーリーがコメディとシリアスが混じっていて、どっちつかずのような印象を受ける。内野聖陽の演技にもそれがでていて、友人の復讐劇の重さと漫画チックな詐欺のノリのよさが水と油のような感じで入り交じっている。もう少しコメディかシリアスのどちらかに寄せた方がよかったのではないかな。

エイベックス・ピクチャーズ