ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード主演。1969年公開のアメリカ映画。
この時代を反映するような映画で、プロットは「俺たちに明日はない」にも似ている。荒くれ者のふたりが、銀行強盗を繰り返しながら旅を続け、落ち延びたボリビアで最期を迎える。
社会からはみ出したコンビが、風来坊的な旅をする。淡い期待を持っているようだが、確かな計画があるわけではない。こういうスタイルが70年代には、かっこよさのアイコンになっていて、それがピタリとはまった作品だ。「傷だらけの天使」などもこのパターンだ。
ポール・ニューマンはいつものように飄々としている。ロバート・レッドフォードは、珍しく人相が悪い。キャサリン・ロスが花を添えている。