映画「勝利への脱出」(1981)の感想。ペレのプレーを見れる作品。

シルヴェスター・スタローン主演。ペレをはじめとするサッカー選手が出演している。

第2次世界大戦中のドイツの捕虜収容所。捕虜となったサッカー選手たちがチームを結成し、ドイツナショナルチームとの試合が行われることになった。実はその試合を利用しての脱走計画が練られていた。

もっとシリアス寄りの映画だと思っていたが、戦争時代を舞台としてアクション活劇ストーリー。戦争の悲惨さやドイツの残虐行為などは描かれず、痛快な脱獄ストーリー。そして往年の名プレーヤーたちによるプレーを終盤にタップリ見ることができる。

こういった映画だと心配になるのは、俳優たちのサッカーの演技とサッカー選手たちの素の演技。どちらも思った以上によい。ペレやスタローンの演技に違和感を感じない。

活劇としてはテンポがよいしスッキリしたストーリーで楽しめる。もちろんサッカーファンにとってはこたえられない作品だと思う。