映画「地球の静止する日」(1951)の感想。50年代のSF映画。

50年代のSF映画。それだけでも興味深い。

メッセージ性が強い作品だ。時代背景は、第二次世界大戦が終わって間もない冷戦初期の頃。大国が核開発に力を入れ始め、人類滅亡への道を進む恐怖が世の中に広がり始めた時代。突然現れた宇宙人は、くり返し無意味な争い止めるように忠告する。

UFOとロボットの造形は、今から見れば単純すぎるがこんなものだろう。むしろシンプルさがストーリーの邪魔にならずによいと思う。宇宙人を進んだ文明を持つ人間としたことで、平和への訴えかけがよりインパクトのあるものになっている。

CG満載でコテコテのSFものよりも、シンプルな構成で気楽に観ることができる。ミステリー・ゾーンのような感じもするし、不思議な雰囲気も楽しめる映画だ。