チャールズ・ブロンソン主演のアクションスパイ映画。70年代の米ソ冷戦を背景に、KGB将校のブロンソンがアメリカに渡り、テロを実行するソ連の過激分子の計画を阻止するという話。
KGB、CIAのスパイというとワクワクするし、全体的なストーリーはよいと思う。だが、なんとなく間延びしている感じがする。テロが連続して起きる場面はアクション性はあるのだが退屈。
主演のチャールズ・ブロンソンと相手役のリー・レミックの存在感のある演技が救い。これで少し引き締めて最後まで引っ張ってくれている。
刑事コロンボの「別れのワイン」犯人役のドナルド・プレザンスがタカ派分子役で出演。催眠術をかけてテロを起こさせる手法には、「攻撃命令」を思い出してしまった。
面白い映画だと思うが、大作というほどではない。連続テレビドラマの力の入った1本という感じ。