経済

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高橋洋一著「未来年表 人口減少危機論のウソ」書評感想

人口減少が危機をもたらすという世の論調に対し、各分野についての反論をまとめた本。・人口問題の本質人口が減ってもGDP成長率への影響は軽微、人口増減率と経済成長率は無関係・移民移民受け入れで社会問題が起きる、単純労働はAIにまかせればよいので...

倉山満著「2時間でわかる政治経済のルール」書評感想

初心者向けに書かれた政治経済の基本的は見方についての本。ざっくばらんな調子で書かれているが、与太話的なものなのかというと、そうではない。ものごとを見る上で本質的なことをわかりやすく解説してある。・公開情報を読み解くことだけで、当たり前の結論...

読売新聞経済部著「インサイド財務省」書評感想

読売新聞に連載されていた記事をまとめたもの。最近の森友加計問題、次官のセクハラ辞任など、かっての最強官庁財務省の凋落は続いている。政治家との折衝の重要さが増すなか、うまく政治に食い込めない。OB勢力の力も弱まり、見切りをつけて中途でやめるキ...

竹中平蔵著「平成の教訓」書評感想

小泉政権で経済政策を担った著者が、平成経済を振り返る本。とくに改革の内幕については詳しく述べられている。平成を失われた30年と見るのは誤りで、まだらな30年と総括している。小泉竹中路線による新自由主義で格差が拡大したという批判にもしっかりと...

野口悠紀雄著「平成はなぜ失敗したのか」書評感想

平成は失敗の時代という位置づけで、過去30年の経済を総括した本。平成をバブル崩壊、回復期、2011年以降に分けての経済分析。バブル崩壊・90年以降もバブル崩壊に気がつかなかった・90年代の停滞原因は金融面でなく実体経済にある・バブル後の構造...

高橋洋一著「政治家も官僚も国民に伝えようとしない増税の真実 」書評感想

著者の消費税についての主張を税体系の中でわかりやすくまとめている。消費税についての誤解を説明し、消費増税不要論を主張する本。・景気悪いから増税というのは間違い。消費税を社会保障目的税としてはダメ。・消費税は所得再分配機能を源殺しており、地方...

山村明義著「財務省人事が日本を決める」書評感想

財務省の取材経験豊富な著者が、財務省人事と消費増税について、人事が財務省を決めるとう観点から書かれた本。とくに今秋に予定されている消費増税について、財務官僚の消費増税にかける様々な動きが詳しく述べられている。財務省の事務次官への出世競争は、...

高橋洋一著「「消費増税」は嘘ばかり」書評感想

前著ではデータに基づく議論の重要さを解説した著者が、今度は消費増税について詳細に解説。・財政再建のためという議論は間違っており、バランスシートから日本の財政は健全。・社会保障財源のためという議論は、もともと社会保障精度は保険制度なので保険料...

高橋洋一著「ド文系大国日本の盲点」書評感想

数量経済学者を自称する著者が、今の諸問題について数字を基にした考え方を提供する。文系についての挑発的なタイトルになっているが、中身はデータに基づかない議論への批判。興味深い解説が多い。経済政策では雇用が大事リスクは確率で計算AIには乗っ取ら...

高橋洋一著「めった斬り平成経済史」書評感想

平成の主な経済関係の出来事を項目別にまとめ、わかりやすくポイントをしぼって解説した本。プラザ合意の誤解、バブル崩壊の真の原因、消費税5%引き上げ失敗、量的緩和策、郵政民営化の理由、量的緩和策解除は愚策、埋蔵金、リーマンショック処理、物価より...
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