警視正バシェールの親友が、毎晩悪夢で目撃するチベット仏教の高僧の殺人について相談にくる。実際の事件との関係が疑われ、捜査を進めると過去の殺人事件の再捜査にとなる。そして仏教寺院で第2の殺人が起きる。
今回もオカルト的な事件。そもそも夢の中の殺人事件を警察がとりあげるという強引なスタート。ところがアストリッドの冴え渡る観察力により、数珠つなぎに過去の事件とつながっていく。そして仏教寺院にスパイが潜入していたという驚くべき事実が発覚する。今回も下地にある絵図は壮大だ。間違いなく中国が立腹するであろう設定だが、そこをあまり深く突っ込まない。寺院に関する事件なので、容疑者は寺院内の僧侶たち。そこまで行けば、あとはアストリッドが華麗にパズルを解いて解決。
テツオが帰国してしまった。まだ幽霊男が残っているので、アストリッドについては次回以降はこの線かな。最後にラファエルの母親が初登場。これはすごいと思えるくらいのぶっ飛び度。さすがにラファエルママ。