NHKドラマ「アストリッドとラファエル3 文書係の事件録」第6話「黄金の血」の感想。

写真家が心臓にくいを打ち込まれて死亡しているのが発見された。奇妙なことに、体内から血液がすべて抜き取られていた。被害者は、黄金の血と呼ばれる希少な血液型を持っており、東欧マフィアから多額の借金をしていたことがわかる。

悪魔の仕業を思わせる心臓に突き刺さったくい。ヤミ金融を生業にした鉄の掟の東欧マフィア。聞き慣れない希少な血液型。そして希少血液型で手術を必要とする子供と血液エージェント。話がどんどん膨らんでいって、次々に怪しげな人物が登場する。いつもながらにうまい構成だ。

アストリッドのキス話がやけに長いなと思っていたら、それが事件解決の決め手になった。このところ公私ともにアストリッドの成長が著しいように見える。

恋人との関係をラファエルに相談するニコラの鈍い対応に、一瞬狂信的な犯人のような表情になったラファエルには笑ってしまった。