ロバート・レッドフォード主演の犯罪映画。
主人公は出所したばかりの腕の立つ泥棒。アフリカ某国大使から博物館に収容されている宝石の強奪を依頼される。義弟や仲間と深夜に侵入し、まんまと宝石を盗み出す寸前までいく。ところが、最後に仲間の一人が警察につかまり、宝石を隠すために飲み込んでしまう。
ルパン三世のような痛快犯罪映画。ストーリーはかなり面白いのだが、メリハリがないので流れがよくない。仲間にはそれぞれ特徴的なキャラが割り振られているが、あまり目立たない。
ハチャメチャでコミカルなセリフや場面があちこちに出てくるが、注意して見ていないと見過ごしてしまうのも残念。
最後にロバート・レッドフォードが街中を歩くシーンで終わるが、これも何かとってつけてしまったような印象を持ってしまう。
今のハリウッド映画のバカ騒ぎ的なものにうんざりすることもあるが、それはそれで必要なのかなと改めて思わせてくれるような作品。