映画「喜劇競馬必勝法」(1967)の感想。

1967年公開の谷啓主演の喜劇「喜劇 競馬必勝法シリーズの第1作。

高度成長期のただのお気楽喜劇だと思って観たが、なかなかに面白い。谷啓と進藤英太郎の平社員と社長の凸凹コンビに伴淳三郎の予想屋一家が絡んで、ハプニングがいろいろと起きる。全体の流れもいい。

社長の当たり馬券を飲んでしまい、その後の始末に追われる。500万というのは当時にすればかなりの大金。それを競馬で取り戻す一発必中のハラハラ感がたまらない。馬券の当たりハズレをうまくストーリーに絡めている。

当時の喜劇映画と言えば植木等だが、彼が出なくても面白い映画があるものだ。競馬ファンにも楽しめる作品だと思う。