映画「カメラを止めるな!」(2017)の感想。

低予算で作られたのに、予想以上の大ヒットとなり話題になった作品。

冒頭からワンカットのゾンビ映画がスタートする。タイトルとこの最初の部分から、何か前衛的な作品なのかなと思いながら見ていた。正直に言って退屈だったが、手作り感があるのと、ゾンビ映画にありがちな過激な演出が相まって、世間では評価されているのかなと思ったりもした。

ところが、中盤の少し前から、ストーリーは急展開する。これは「コンフィデンスマンJP」でも見た手法だ。あそこのあれは、そういうことだったんだと、納得しながら最後まで面白く観ることができた。このスタイルは、とにかく目を離せなくなるんだよね。

面白く観ることができた映画だった。300万円でこれだけの作品をつくれば大成功だと思う。とくに映画関係者に好評だった理由もよくわかった。