映画「さらば友よ」(1968)の感想。アラン・ドロン、チャールズ・ブロンソン主演。

アラン・ドロン、チャールズ・ブロンソン主演のサスペンス映画。

アルジェリアから帰還したプロップ(ブロンソン)は軍医のバラン(ドロン)と顔見知りになる。ある日、大会社のオフィスに立ち寄ると、バランが不審な行動をしているのを見つける。問いただすと、金庫破りを計画していることがわかる。強引にその計画に加わるが、金庫を開けると中は空っぽだった。

序盤は、ふたりのちぐはぐな演技が目につく。互いに自分の魅力を発揮するような動きばかりで、挙げ句の果てには意味不明な殴り合いを繰り返す。両雄の広告映画かと思っていると、徐々にサスペンス色が出てくる。結局、二人は出し抜かれていることになり犯人探しとなるが、それでも二人はスタイルを崩さない。そしてなんとく友のような関係になっていく。

脚本も作品のつくりも安っぽいところがあり、二人の存在感で持たせているような感じ。それでも彼らのスター性は確かに抜群であることを再認識させてくれる。どんな場面で演技をしても、あのドロンであり、あのブロンソンだ。寧ろ作品の安っぽさのおかげで、より光って見える。