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山村明義著「財務省人事が日本を決める」書評感想

財務省の取材経験豊富な著者が、財務省人事と消費増税について、人事が財務省を決めるとう観点から書かれた本。とくに今秋に予定されている消費増税について、財務官僚の消費増税にかける様々な動きが詳しく述べられている。財務省の事務次官への出世競争は、...

江戸川乱歩著「孤島の鬼」書評感想。乱歩の最高傑作か。

江戸川乱歩の長編小説。前半は密室殺人と衆人環視の殺人で純粋な謎解きミステリー。後半は怪奇冒険活劇のようなストーリー。乱歩の最高傑作とも言われている作品。二本立てのような構成で、途中も飽きることなく、最後まで楽しく読むことができる。前半の謎解...
外国語

橋本陽介著「7カ国語をモノにした人の勉強法」書評感想

7カ国語をモノにした著者の外国語勉強法。派手な効果をうたったものではなく、自身で実践してきた堅実な方法を解説してある。本質的には、とにかく音声を聞く、分量をこなす、NHKラジオ講座を聴くなど、基本的でそれほど特殊なことを言っているようになみ...

高橋洋一著「「消費増税」は嘘ばかり」書評感想

前著ではデータに基づく議論の重要さを解説した著者が、今度は消費増税について詳細に解説。・財政再建のためという議論は間違っており、バランスシートから日本の財政は健全。・社会保障財源のためという議論は、もともと社会保障精度は保険制度なので保険料...

高橋洋一著「ド文系大国日本の盲点」書評感想

数量経済学者を自称する著者が、今の諸問題について数字を基にした考え方を提供する。文系についての挑発的なタイトルになっているが、中身はデータに基づかない議論への批判。興味深い解説が多い。経済政策では雇用が大事リスクは確率で計算AIには乗っ取ら...

池上俊一著「情熱でたどるスペイン史」書評感想。わかりやすくおすすめ。

学生向けに書かれたスペインの通史。スペインの歴史というと、世界史の教科書レベルで出てくる、レコンキスタ、大航海時代、スペインハプスブルク家、無敵艦隊、フランコ独裁などが思い浮かぶ。一時は世界の最強国だったが、ヨーロッパの歴史全体からみると断...

佐藤優、宮家邦彦著「世界史の大逆転」書評感想

元外交官の著者による最近の国際情勢の見方についての対談。外交問題についての論客ふたりが、テレビラジオでは言い尽くせないことを、東アジア、感情の国際情勢、核拡散の時代へ、中東と「脱石油」、AI、民主主義の限界の6つのポイントから解説。1953...
外国語

小野秀樹著「中国人のこころ」書評感想

ことばの面からみる中国人の考え方についての本。ことばが人を造るという考えから、中国人特有の見方や考え方を詳しく説明してある。実例は日本の考え方とは正反対のものが多く、日中の比較ができて興味深い。あいづちの入れ方ニイハオは顔見知りには言わない...

佐藤優著「人をつくる読書術」書評感想

教養の基礎としての読書をすすめる本。著者はこれまでにも読書法や勉強法についての著作があるが、それらのエッセンスをわかりやすく解説してある。作家、外交官、人間、教育者、教養人、キリスト教者などのそれぞれの分類で、読書の仕方や意味、おすすめ本を...
外国語

ピョートル・フェリクス・グジバチ著「リラックスイングリッシュ」書評感想

独自の方法で20カ国語を身につけた著者による独自の英語学習法。失敗することで話せるようになる。そばにある単語から覚える。話して話して話しまくる。行動英文法を学ぶ。描写ではなく行動の文をつくる。最初は過去や完了形にこだわらない。英語は簡単で寛...
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