面白さについて分析した本。
面白いとは何かという考察から始まる。共感と新しいものがキーワード。それからどうやったら面白いものがつくれるか。編集者に例をとり、カリスマ編集者は面白い面白くないの判断はできるが、自分ではつくれないという話は興味深い。この話からも面白さは曖昧ではっきりとつかめないもの、計算でつくれない不思議な性質を持っていることが示される。
後半は面白く生きるためにはどうしたらよいかについて。究極の人生論になってしまうが、人間が生きている意味は結局のところ面白いことをすることに帰着するのだろう。そのためのノウハウ。
面白さというものを改めて考えてみて、日々の生活を見直すためのヒントになる本。