映画「ピンクパンサー」(2006)の感想。スティーヴ・マーティン主演のリメイク版。

ピーター・セラーズ主演の同名人気シリーズをスティーブ・マーティン主演でリメイクした作品。

ナンセンスなギャグの連続で思ったよりも面白かった。セラーズ主演作と比べると少し違いがある。セラーズ版は、大きなギャグネタを間隔をおいて配置するつくりだが、こちらは小ネタを連続で発射させるような構成になっている。基本的なギャグのセンスは同じではあるが、テンポとしてはこちらの方がよい。

一方で社会風刺的なところはほとんどないので、割と軽いネタで笑わせるドリフのコントに似た感じを受ける。シリアス系のジャン・レノを相棒役にもってきたところもポイントは高い。気楽に観るにはよいコメディだと思う。