映画「わるいやつら」(1980)の感想。松本清張原作。(ネタバレ)

松本清張原作。悪徳医師と彼を取り巻く悪女たちの物語。

悪徳医師に片岡孝夫、悪女たちに松坂慶子、梶芽衣子、藤真利子、宮下順子。どうしようもない医師が女性たちと関係を持ち、要らなくなったら殺してしまう。悪女たちも相当のワルで、人を殺すのを何とも思っていないような人たち。最後にはその刃を医師に向けるようになる。

華やかな女優たちに加え、終盤、豪華な出演陣が続々と登場。緒形拳、佐分利信、渡瀬恒彦。昭和の汗臭い欲望を感じる作品だ。

ただ、豪華なつくりだが、最後の松坂慶子と藤田まことコンビの描き方が物足りないのが残念。