国際情勢

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黒田勝弘著「韓国人の研究」書評感想

産経新聞の特派員として韓国滞在30年の記者が書いた韓国論。体験した事例がベースになっていて、日本ではあまり知られていない韓国人の特徴が興味深い。・韓国は大きく強く豊かな国になった・反日vs反韓で日本が韓国化しているのは寂しい・韓流ブームはバ...

宮本 雄二著「日中の失敗の本質」書評感想

著者は元中国大使。大変革の渦中にある現代、中国との関係を読み解く。・アメリカは変質し、 経済社会が大変化、民主主義内部調整プロセスが始まった・トランプの商売外交・中国はアメリカの地位にはならない・習近平は中華民族の復興を目指す・習近平外交は...

倉山満著「2時間でわかる政治経済のルール」書評感想

初心者向けに書かれた政治経済の基本的は見方についての本。ざっくばらんな調子で書かれているが、与太話的なものなのかというと、そうではない。ものごとを見る上で本質的なことをわかりやすく解説してある。・公開情報を読み解くことだけで、当たり前の結論...

長谷川慶太郎著「今こそ「米中」を呑み込め」書評感想

米中覇権戦争を中心に、最近の国際情勢についてのまとめた本。日本は、米中覇権戦争の中に活路見つけるべきという主張。・米中覇権戦争総力戦。米は関税引き上げ、次は貿易金融で中国を締め上げる・中国経済成長ためには国営企業でなく民間企業に依存せざるを...

佐藤優著「「情報読解」の私塾 赤版」書評感想

週刊アサヒ芸能の連載記事(2016年3月5日号~2018年12月20日号)の各項を加筆修正したもの。少し古い記事もあるが、項目別に情報の読み方を解説してある。北方領土は二島プラスアルファで解決四島帰属を前提しないというリークは反応見るためプ...

佐藤優、宮家邦彦著「世界史の大逆転」書評感想

元外交官の著者による最近の国際情勢の見方についての対談。外交問題についての論客ふたりが、テレビラジオでは言い尽くせないことを、東アジア、感情の国際情勢、核拡散の時代へ、中東と「脱石油」、AI、民主主義の限界の6つのポイントから解説。1953...

丹羽宇一郎著「習近平の大問題」書評感想

著者は、元中国大使、元伊藤忠商事会長。中国をよく知る立場から、全体的に中国に好意的な論調で、中国の現状と将来を語った本。・危機をあおる中国脅威論、メディアの責任・中国を知らない人による反中嫌中論は不毛・習近平にはリーダーとしての器がある・権...
投資

ジム・ロジャーズ著「お金の流れで読む日本と世界の未来」書評感想

ウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスと並ぶ著名投資家のジム・ロジャーズによる世界経済を占う本。歴史に学ぶ、人と同じ思考をしない、変化への対応という考えを基本に、今後の世界経済情勢の予想。ふつうの国際情勢とは違った見方が示してある。・統一...

手嶋龍一、佐藤優著「米中衝突」書評感想

手嶋龍一、佐藤優両氏による東アジアでの米中関係の対談本。手嶋氏はアメリカの観点から、佐藤氏はインテリジェンス方面からの興味深い指摘が随所にみられる。・米朝会談のメディア報道の誤り・官邸の情報操作・韓国ムン政権の立ち位置と影響力・反知性主義と...

山村明義著「勝つための情報学」書評感想

実践的な情報学についての本。いろいろなテーマについて盛りだくさんな内容だ。著者のジャーナリストとしての実務経験から、情報の取り方、とくに偽情報の見分け方についての、基本となる実践的な方法論が述べられている。「いなかもち」は、いつの情報か、何...
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