本 G・K・チェスタトン著「ブラウン神父の秘密」の感想。 ブラウン神父シリーズの第4作。4作目になるがずっと同じレベルを保っていて、この集もなかなかの粒ぞろい。最初と最後のエピソードは、毛色の変わった独白的な内容で、これはこれで面白かった。よかったのは次の3作。「俳優とアリバイ」「ヴォードリーの失... 2024.01.14 本
映画 映画「マスカレード・ナイト」(2021)の感想。シリーズ第2作。 東野圭吾原作、木村拓哉、長澤まさみ主演のミステリー映画。映画としては前作の「マスカレード・ホテル」に続く2作目になる。今回もかなり凝った構成になっている。華やかな高級ホテルが舞台というのは同じ。そしてカウントダウンパーティで繰り広げられる殺... 2024.01.10 映画
映画 映画「謎解きはディナーのあとで」(2013)の感想。 2013年公開の東川篤哉原作によるコメディーミステリー。櫻井翔、北川景子出演。事件は、殺人も絡む美術品の強奪事件。豪華客船と財閥令嬢というリッチなとりあわせ。そこに探偵役の切れもの執事が登場して活躍する。脇をかためるのは、Kライオンを狙う凸... 2024.01.06 映画
本 G・K・チェスタトン著「ブラウン神父の不信」の感想。 ブラウン神父シリーズの第3作。ブラウン神父がアメリカに赴いて活躍する。迷信とか伝説などないというスタンスのエピソードが目立つ。今では当たり前のことだが、当時はまだ理詰めでゴリゴリ押していくというミステリーのスタイルが確立していなかったのかも... 2024.01.02 本
本 G・K・チェスタトン著「ブラウン神父の知恵」の感想。 ブラウン神父シリーズ第2作。引き続き粒ぞろいの作品が並んでいる。短編でありながら、背景がやたらに壮大であったり、話が想像もできないところから始まっていたりと、現代の見方からすれば意表を突くような設定のものが多い。トリックの細かい詰めよりも、... 2023.12.25 本
本 G・K・チェスタトン著「ブラウン神父の童心」の感想。 ブラウン神父シリーズ第1作。ミステリーの基本である、事件発生、探偵登場、捜査、最後の一気の種明かしという一連の流れに慣れてしまっているので、読み始めには多少の違和感を感じてしまった。100年以上も前の作品なので、仕方がないだろう。だが、プリ... 2023.12.14 本
テレビ NHKBS「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」の感想。 アガサ・クリスティー原作のBBCのミステリードラマ。全3回。だいぶ前に、タイトルに惹かれて原作を読んだことがある。中身はほとんど忘れてしまったので、真っ白な状態で視聴してみた。今までに観たBBC製作のクリステイーのドラマは、シリアス系で寒々... 2023.11.23 テレビ
映画 映画「警視庁物語 顔のない女」(1959)の感想。 1959年制作。「警視庁物語」シリーズの第9話。モノクロの刑事もので、映像に映る当時の街並みなどを見ているだけでも時代を感じる。今のテレビの刑事ドラマシリーズの元祖になるような作品。当時はテレビがまだ普及していなかったので、映画によるシリー... 2023.11.12 映画
本 エラリー・クイーン編「犯罪文学傑作選」の感想。 エラリー・クイーンによるアンソロジー。世界的文豪やノーベル賞受賞者など、ビッグネームによるミステリー作品が収録されている。ミステリーとは言っても、探偵が登場したり、謎解きをしたりするわけではなく、犯罪絡みのエピソード。ヘミングウェイの「殺し... 2023.10.29 本
本 江戸川乱歩編「世界短編傑作集 5 」の感想。 第5集は、江戸川乱歩編としては最終巻。年代を経ているせいか、ミステリーの幅が広がっていて、バラエティに富んだ作品集になっている。ヒッチコック劇場のようにウィットに富んだ不気味なもの、心理劇で読ませるものなど、なかなか楽しめる。気に入ったのは... 2023.10.10 本