映画「謎解きはディナーのあとで」(2013)の感想。

2013年公開の東川篤哉原作によるコメディーミステリー。櫻井翔、北川景子出演。

事件は、殺人も絡む美術品の強奪事件。豪華客船と財閥令嬢というリッチなとりあわせ。そこに探偵役の切れもの執事が登場して活躍する。脇をかためるのは、Kライオンを狙う凸凹泥棒コンビや派手で目立ちたがりの警察の上司など。ルパンもどきの怪盗の影も見え隠れする。

軽いノリで事件は進んでいく。画面からはちょっと軽めの印象を受けるが、裏では着々と強奪計画が進行していく。悪ふざけが過ぎるかなと思う展開だが、ミステリー的にはしっかりとした筋立てだ。

犯人はなんとなく見当がついてしまうが、2時間ものとしては鑑賞にたえるだけのストーリーだと思う。気楽にミステリーを楽しむにはよい作品。