NHKドラマ「アストリッドとラファエル4 文書係の事件録」第1話「ドラゴンの目」の感想。

NHKで「アストリッドとラファエル」のシーズン4が始まった。第1話は、少し驚くくらいの変化があり、恋愛話がかなりの割合を占めるようになった。

事件は、まるでルパン三世が登場するような宝石盗難事件。厳重な警備のもと、警備責任者が殺されてダイヤが盗まれてしまう。最新機器と警備員たちに守られているのに、犯人はどのような方法で犯行を実行したのか。疑いの目は内部の人間に向けられていくというストーリー。今回の解決編はちょっとあっさりしていたかな。

アストリッドの積極的な行動が目立った。これは喜ぶべきことなのだが、いつもの彼女とは違っていて調子が狂ってしまった。兄と弟について触れた話が出たのは、今後の展開に何か関係があるということかな。

登場人物にも入れ替えがあった。アルチュールがいなくなって、代わりに休職中の女性警部補がメンバーに加わった。かなりキャラが立っているやり手のようだ。

ラファエルとニコラの関係は、ほとんどラブコメの領域に入ってしまった。例の検事とは終わってしまったようで、バーのマスターが新たに登場。誤解を生むような三角関係のドタバタシーンもあって、このドラマの先行きが少し心配になってくる。

音楽も今までとは違っていた。ミステリータッチの雰囲気にそぐわないような気がする。

まだシーズンが始まったばかりなので何とも言えないが、この先の展開がちょっと不安になるエピソードだった。