NHKドラマ「アストリッドとラファエル3 文書係の事件録」第7話「悪の華」の感想。

植物園で管理責任者が遺体で発見される。猛毒の樹液で顔の皮膚がただれていたが、直接の死因はその前に毒を盛られていたことだとわかる。植物学の専門家だった被害者は、兄に管理をまかせている自らの農園で研究に打ち込んでいた。経歴を調べると製薬会社に勤めていたことがあり、その後大手食品企業からたびたび訴訟を起こされていた。

今回は植物学という専門性が高い分野に関わる殺人事件。そして大手食品企業とのつながりが出てきて、何やら巨悪の存在を匂わせるような展開。それに被害者の兄もやばい裏家業に携わっていることもわかる。最期は一転して、身近なところに真実があったというストーリー。このシリーズでは、こういったパターンが多いね。

一方、このところ八方ふさがり状態だった警察学校の方に進展があった。アストリッドと打ち解けた教官が、素晴らしい面接試験対策を伝授してくれた。パターン化してそれぞれに応じた練習をするというのは、いろんな分野に使える普遍的な対処法。次のシーズンでアストリッドは試験にのぞむことになりそうだ。