映画「アンドロメダ」(1971)の感想。マイケル・クライトン原作の70年代のSF映画。

ERなどでおなじみのマイケル・クライトン原作のSF映画。1971年製作。

ニューメキシコの田舎町に人工衛星が墜落した。調査に入ると、付近の住民のほとんどが瞬時に死亡していることがわかった。政府は非常態勢をとり、科学者4名を現地に向かわせた。唯一、生き残った赤ん坊とアル中の老人を隔離された研究所に収容し、ふたりから原因究明に全力をあげる。

謎の墜落事故と極秘裏に招集される専門家たち。緊迫感のあるオープニングで、ゾクゾクする展開。隔離された秘密の研究所に仰々しい身体検査を受けて入る。中の近未来的なつくりはSF的だ。ここまではなかなかの展開。

中盤以降の研究所内は、ちょっと一休み。映像は今見るとどうしてもチープな感じを受けてしまう。これはないだろうというシーンも多い。当時に見ていれば、非常にインパクトのある印象を受けたのだろうが。

終盤にかけての必死に病原体の特徴を探すシーンは再び緊張感が持続する展開。そしてついに原因を突き止める。

この年代の作品にしては、非常によくできていると思う。原作がよいせいもあるのだろうし、未来的な映像の使い方も悪くない。