映画「007/ネバーセイネバーアゲイン」(1983)の感想。ショーン・コネリーのボンド総まとめ。

1983年製作の007シリーズ番外編。ショーン・コネリーがジェームズ・ボンド役に復帰した作品。

ボンドは、任務に復帰すべく身体を鍛えるように命令を受ける。そんな折、アメリカ空軍から核弾頭搭載巡航ミサイルが盗まれる。ボンドはバハマ向かい、秘密結社スペクターの隠れみのであるクルーザーに入り込む。

権利関係で、007シリーズの番外編といった位置づけになる。Mやマネーペニーの配役も違っている。だが、紛れもなく007だ。ショーン・コネリーのための復帰記念作品と言ってもいいくらい。「サンダーボール作戦」のリメイクであるせいもあるが、彼の名場面を彷彿させるような映像が次々に展開する。

ただ、ショーン・コネリーも寄る年波は勝てないのは仕方がない。若い頃の精悍な雰囲気は失われつつある。他の映画では、老いたら老いたなりの素晴らしい演技を見せるが、やはりボンドには若さは必要だと思う。

コネリーのボンドの総集編的作品。往年の格好いいショーン・コネリーのボンドを堪能できる。