映画「フライングハイ」(1980)の感想。大空港のパロディコメディ。

「大空港」のようなパニック映画のパロディ。1980年公開。

シカゴに向かう航空機の中で、パイロットたちが食中毒で操縦不能の状態に陥る。たまたま乗り合わせた元空軍パイロットが操縦桿を握ることになり、地上からの指示を受けながら着陸を強行することになる。

これでもかというくらいにギャグが連続する。風刺ものからナンセンスなバカ騒ぎまで、あそこにもここにもあらゆる場面に笑いが突っ込んである。もちろんすべてを理解することはできない。それでも何とか理解しようとしながら観ると、笑いながら神経を集中することが求められることになり、娯楽だか苦行だかわからないような気分になってくる。ただ笑い転げるだけでなく、宝探し的な楽しみ方もできるということだ。

こういうバカコメディがつくられなくなったのは残念。ストレス解消にはうってつけの作品だと思う。