映画「シャレード」(1963)の感想。オードリー・ヘップバーン主演。

オードリー・ヘップバーン、ケーリー・グラント主演。コメディタッチで描かれるロマンチックサスペンス。

ヘップバーン演じるマダムの富豪の夫が殺害された。彼は第二次世界大戦中に金塊輸送の任務に当たっていた。消えた金塊をめぐって、当時の仲間たちが彼女の前に現れる。25万ドルの金塊はどこにあるのかをめぐって、彼女は危険な立場に陥る。

この頃のヘップバーンは本当にきれいだ。ちょっとズレたようなユーモラスな表情は可愛らしく、見ているだけでも楽しい。ケーリー・グラントは、もともとシリアスな映画でもコミカルな雰囲気を出す俳優。相手役としてはピッタリ。この作品でもいい味を出している。

ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディは、渋さの中の笑いを見せてくれる。

ミステリーもロマンスもコメディも、すべてが軽いタッチで扱われていて、気楽に観ることができる映画。そして何よりもヘップバーンのよさが最大限に活かされている。