宮崎伸治著「50歳から8か国語を身につけた翻訳家の独学法」の感想。

著者は英語の翻訳家。中年になって始めたドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、中国語、韓国語、ロシア語の勉強を始め、日々語学学習の日々を送っている。

多言語学習をするには、時間の配分が問題になる。8カ国語も同時に学習するには、1日24時間では足りないくらいだ。もう少し絞ったほうが効率的だし上達も早い。それでもいろんな外国語を学ぶこと自体が楽しいので、それはそれでいい。

著者も、多国語学習の楽しさが日々の原動力になっているようだ。それに伴うよいことを熱心に語るとともに、効率的が学習法を公開している。外国語学習のいいところを挙げればきりがないと思うし、これほど自己啓発にふさわしいものもないだろう。年齢も関係ない。著者の学習タイムスケジュールを見ると、まさに語学中心に生活が回っているようだ。それくらいのめり込めば楽しいだろうし、そこが外国語学習の秘訣ということだろう。