そろそろ冬支度をというほど大げさではないが、冬にはカイロを使っている。それも使い捨てカイロではなくハクキンカイロだ。ハッキンカイロではなくハクキンカイロです。
暖かさはホカロンの比ではない。熱量で13倍と言われている。素手で持つことはできるので瞬間的に火傷をする温度ではないが、長時間は無理。
写真左の布袋が付属でついてくる。私の場合は、同様の袋をもうひとつかぶせ、更にカイロベルトに入れている。3重の袋だ。これを肌着か服の上に当てている。
カイロの中にはベンジンをしみこませるために綿が入っている。そのベンジンが火口の触媒と反応して発熱する。
最初にライターで火口をあぶって反応を開始させる。いわゆる炎がでて燃えている状態ではなく、低温の化学反応が起こり、その反応熱で暖まる仕組み。
燃料はベンジンを使う。カイロ用のベンジンはいろんなものがあり、種類によって燃焼時間と臭いが違う。とくに臭いが強いものがあるので、指定のハクキンカイロ用ベンジンを使うのがよい。
ZIPPOライター用のオイルも使える。このオイルは臭いが少なく、入手も簡単なのでよい。
ベンジンについては別記事で書いています。
ベンジンを付属カップを使って注入。1杯で12~14時間、2杯で24時間くらい持つ。ライターで火口を軽くあぶると着火。
着いたかどうかの確認は、火口にカイロのフタをかざして蒸気で曇ればOKです。
似たようなものにZIPPOのハンディーウォーマーがある。ハクキンのOEMという噂があるくらいに似ている。こちらの燃料はZIPPOオイルが推奨されている。
また、ハクキンカイロには、大型のジャイアントと小型のミニがある。
使い捨てカイロよりも断然暖かいので、寒冷地、登山、キャンプ、ツーリング、自転車運転に向いている。それからもちろん寒がりの人にもよい。
利点は、とにかく暖かいこと。
欠点は、燃料を入れて着火させる手間。それにベンジンの臭いが少しあること。それほど気にするほどではないと思うが。