NHKドラマ、スーパープレミアム 「獄門島」感想

NHK製作のドラマ「獄門島」。金田一耕助は長谷川博己が演じる。

映画、ドラマで何度もみているので、ストーリーはおなじみ。このドラマの見どころは映像の美しさ。

金田一中心のカットが大部分を占め、一人芝居かのような演出。そのせいか、村の有力者の和尚の奥田瑛二、医者の綾田俊樹、村長の菅原大吉の3人以外の共演者の印象は薄い。金田一はあまり格好いいところのない茫洋とした青年で、石坂浩二とも古谷一行とも違う。

映像はきれいでリアルだ。冒頭の魚をさばくシーンから目を奪われる。どの場面も部分的にフォーカスした映像で、リアル感を出している。大がかりなセットでの全体的な構図のものは少ない。拡大鏡で見るような映像が最後まで続く。

映像美の「獄門島」。映画のようなドラマだ。

NHKBSプレミアム
スーパープレミアム 「獄門島」
2019年1月2日 14:00-16:00
(再放送、初回2016年11月19日)