スポンサーリンク

竹中平蔵著「平成の教訓」書評感想

小泉政権で経済政策を担った著者が、平成経済を振り返る本。とくに改革の内幕については詳しく述べられている。 平成を失われた30年と見るのは誤りで、まだらな30年と総括している。小泉竹中路線による新自由主義で格差が拡大したという批判にもしっかり...

長谷川慶太郎著「今こそ「米中」を呑み込め」書評感想

米中覇権戦争を中心に、最近の国際情勢についてのまとめた本。日本は、米中覇権戦争の中に活路見つけるべきという主張。 ・米中覇権戦争総力戦。米は関税引き上げ、次は貿易金融で中国を締め上げる ・中国経済成長ためには国営企業でなく民間企業に依存せざ...

野口悠紀雄著「平成はなぜ失敗したのか」書評感想

平成は失敗の時代という位置づけで、過去30年の経済を総括した本。平成をバブル崩壊、回復期、2011年以降に分けての経済分析。 バブル崩壊 ・90年以降もバブル崩壊に気がつかなかった ・90年代の停滞原因は金融面でなく実体経済にある ・バブル...

鎌田浩毅著「読まずにすませる読書術」書評感想

タイトルのようにいかに本を読まないですませるかという本。速読法や多読をすすめる本とは逆の本を読み方。 本を読まなくてもよいと言っているわけではなく、自分にとって必要なところだけ読む方法を解説してある。 最後まで読まなくてよい 遊びの部分を2...

高橋洋一著「政治家も官僚も国民に伝えようとしない増税の真実 」書評感想

著者の消費税についての主張を税体系の中でわかりやすくまとめている。消費税についての誤解を説明し、消費増税不要論を主張する本。 ・景気悪いから増税というのは間違い。消費税を社会保障目的税としてはダメ。 ・消費税は所得再分配機能を源殺しており、...
投資

本多静六著「私の財産告白」書評感想

著者は、江戸時代の末に生まれた森林学者で東京帝大教授。自身が行ってきた投資法と処世術についてまとめた本。 いわゆる一攫千金を求める投資法というよりも、庶民向けの堅実なお金の増やし方。当時の大学の教授であっても、俸給はたかがしれたものだと思う...

佐藤優著「「情報読解」の私塾 赤版」書評感想

週刊アサヒ芸能の連載記事(2016年3月5日号~2018年12月20日号)の各項を加筆修正したもの。 少し古い記事もあるが、項目別に情報の読み方を解説してある。 北方領土は二島プラスアルファで解決 四島帰属を前提しないというリークは反応見る...

山村明義著「財務省人事が日本を決める」書評感想

財務省の取材経験豊富な著者が、財務省人事と消費増税について、人事が財務省を決めるとう観点から書かれた本。 とくに今秋に予定されている消費増税について、財務官僚の消費増税にかける様々な動きが詳しく述べられている。 財務省の事務次官への出世競争...

江戸川乱歩著「孤島の鬼」書評感想。乱歩の最高傑作か。

江戸川乱歩の長編小説。前半は密室殺人と衆人環視の殺人で純粋な謎解きミステリー。後半は怪奇冒険活劇のようなストーリー。乱歩の最高傑作とも言われている作品。 二本立てのような構成で、途中も飽きることなく、最後まで楽しく読むことができる。前半の謎...
外国語

橋本陽介著「7カ国語をモノにした人の勉強法」書評感想

7カ国語をモノにした著者の外国語勉強法。派手な効果をうたったものではなく、自身で実践してきた堅実な方法を解説してある。 本質的には、とにかく音声を聞く、分量をこなす、NHKラジオ講座を聴くなど、基本的でそれほど特殊なことを言っているようにな...
スポンサーリンク