相棒 season24 元日スペシャル 第10話「フィナーレ」の感想。

相棒のスペシャル版はいつも力が入っていて面白いが、今回のものは特によくできている。秀作と言ってもよいと思う。

「そして誰もいなくなった」のように外界から遮断された孤島が舞台。人気ミステリー作家によるイベントが開かれ関係者とファンが集まっていた。そこに殺人の予告が舞い込み、密室での殺人事件が起きる。

とにかくうさんくさい人物が次々に登場して、誰もが怪しい。そして彼らが何らかの形で事件に関与していて、推理を複雑にしてくれる。そして裏には過去の殺人事件が結びついていて、2層の構造になっている。犯人は誰か、動機は何かと頭をひねるような流れになっていく。ミステリー作家は、甲斐さんと息子ともつながっているらしく、謎は更に深まる。そしてついには、杉下右京自身にも火の粉が及ぶ展開になる。

構成が重層的で厚みがあり、更に焦点が次々に移り変わるような展開で、飽きが来ないストーリー。最後は、杉下右京に倫理的な問題まで突きつけるようなことになる。とにかくてんこ盛りの脚本で、おとそ気分では筋が追えなくなるくらいに充実している。

相棒 season24
元日スペシャル 第10話「フィナーレ」
2026年1月1日 21:00-23:15