相棒Season17の第1、2話。刑事コロンボの「パイルD-3の壁」のトリックが使われている。
とよた真帆演じる国家公安委員の自宅で、義父が殺害された。夫は彼女を内密に呼び出し、彼女のために殺したと言う。そして義父の若い妻とともに、3人で死を隠蔽しようとする。
「パイルD-3の壁」のような決着で遺体を発見する。コロンボはここで終わるが、このドラマは更に犯人さがしが続く。
中終盤の犯人さがしは、人間関係をもとにした構成はよくできていて、ストーリーとしては面白いと思う。ただ、謎解きとしてはやや弱い。犯人が犯行を否定し、被害者がアライグマを処分したので返り血を浴びたと主張すればどうなったろうか。