相棒 season6 第10話「寝台特急カシオペア殺人事件!」の感想。

2008年の元旦スペシャル、相棒 season6 第10話「寝台特急カシオペア殺人事件!」を観た。名作として評判のエピソード。

右京と亀山は、北海道で起きた事件の重要参考人を寝台特急カシオペアで護送することになった。走行中に車内で殺人事件が起こり、二人は捜査を始める。乗客たちは、訳ありの事情をかかえる人ばかり。右京の頭脳が冴え渡る。

3つのエピソードをつなげて1つのストーリーにした構成。それぞれはそんなに凝った話ではないが、つなげ方がうまい。伏線を上手に張り巡らしていて、スッと次の話にうつっていく。特番で2時間の長さだが、うまく一息入るので、楽に観ることができる。

最初のカシオペア内の事件が一番の見どころだと思う。豪華列車内の事件の捜査は、まるでオリエント急行殺人事件のようだ。カシオペアの車内の様子がふんだんに出てくるので、鉄道ファンにはこたえられないだろう。当然、右京はスイートに宿泊している。

敢えて難点を言えば、配役でキーパーソンがわかってしまうこと。テレビドラマなので、主役級だけでキャストをかためることは出来ない。まあ、仕方ないかな。

カシオペアという舞台をうまく使っていて、よく出来たエピソード。鉄道ファン必見。