14年ぶりに亀山薫が復活する回。
サルウィンの反体制運動のリーダーであるアイシャが来日する。彼女に随行する亀山薫も国賓として帰国し、右京と再会を果たす。そんな中、アイシャを殺さなければ旅客機を墜落させるというメッセージが亀山に届く。その旅客機には、亀山の妻をはじめサルウィン国関係者が乗っていた。
お馴染みのサルウィン共和国がらみのエピソード。外国の民主化運動をネタにした国際的なストーリー背景。外交という微妙な問題。そして裏をかくような犯人の真の狙い。それを鋭く推理する右京の頭脳。亀山薫復活のに相応しいメリハリのある凝ったプロットだ。
サルウィン語を皆が話すシーンが面白い。こういうセリフは、書くのも覚えるのも難儀したのではないかな。
亀山薫は思ったよりも若々しい姿で登場。ブランクを感じさせない。