著書のトレード手法をコロナの時代に対応させて紹介した本。
著者が既に紹介している手法を、コロナ禍で発生した株価の暴落、急騰の場面に当てはめた事例を解説している。相場式推奨チャートパターンが、どこで現れているかが、わかりやすく図示されている。
この本のよいところは、手法がうまく機能しない例を紹介しているところ。なぜ、うまくいかなかったのかの解説から、手法をどういった場面で使うべきかの説明にページをさいている。
やみくもに推奨パターンを使えばよいというものではなく、総合的な状況認識が必要になる。そこが問題。こういった事例を読み込んでから、著者に言うチャート1000本ノックで慣れていくしかないと思う。
わかりやすくて、チャートの見方の基本を知るうえでためになる本だと思う。