佐藤優著「未来のエリートのための最強の学び方」書評感想

同志社での講義をもとに、主に中高生から大学生向けに教養を身につけるための手ほどきをする本。

教科書レベルで国際的基準教養は身につくという。また、これからは文理融合の教養が求められるとも。

著者は、常々教養として教科書に言及することが多い。特に世界史、数学、英語。確かに一般社会人が、無勉強でセンター試験を受けて7割も取れれば、かなりの教養レベルを持っていると言えるだろう。どんな分野でも元をたどれば教科書から始まっているからだ。

後半の野口範子との対談は面白い。小保方さん事件の考察、ヒトラーとの対比など、氏ならではの見方を知ることができる。