映画「ナバロンの要塞」(1961)の感想。戦争映画の傑作。

冒険アクション系の戦争映画の傑作。第2次世界大戦中、ドイツ軍の要塞爆破計画を実行する連合軍特別部隊の活躍を描いている。

最初から最後まで、手に汗握るストーリーが続く。絶壁をよじ登るアクションシーン、怪我で動けなくなった仲間の処置についての心理的葛藤、軍人としての誇り、裏切った仲間への報復など、飽きさせないシーンが連続する。

そして映像から感じるのは、ドイツ軍の冷酷さとターゲットとなった砲台の圧倒的な存在感。どれをとってもつくりこまれたシーンばかり。ストーリーと映像がうまくマッチして、全体の流れがよい。

そして、クライマックスに向かってた緊迫感が徐々に盛り上がっていく。最後は、ミッションインポッシブルを思わせるような要塞爆破。とにかく目が離せない。

何度も観ている映画だが、よく出来た映画だと思う。娯楽戦争映画の傑作だ。