映画「トレイン・ミッション」(2018)の感想。サスペンスパニック映画。

2018年公開のサスペンスパニック映画。原題は”The Commuter”で通勤者の意味。

元警官で保険外交員の主人公は、ある日上司からリストラを言い渡される。息子の学費などお金が必要な状況であり、失意の中通勤列車に乗り込む。すると見知らぬ女性から奇妙な申出を受ける。盗品を持った女性が車中に紛れ込んでいるので、発見したら10万ドルを渡すという。指示に従って車内の洗面所をのぞくと札束を見つけてしまう。

ヒッチコックばりのサスペンス劇。それにアクションとパニック要素が加わっている。見知らぬ女性からの申し出により予期せぬトラブルに巻き込まれていく冒頭のハラハラ感。背後には巨悪の陰謀が見え隠れしながら話が進むスリリングな展開。後半はアクション劇が追加され格闘シーンの連続。最後は列車が制御不能になるというパニック劇。

ちょっと緊迫感をあおりすぎと思うくらいに、次から次へと恐ろしい出来事が起こり、画面に釘付けにされる。ただ、犯人はだいたい想像できるし、ご都合主義の解決編はちょっと興ざめ。それでも面白い映画だ。