映画「借王3」(1998)の感想。

シリーズ第3弾。1998年公開。

ゼネコンの総会屋絡みの土地買収に関する裏取引が舞台になる。大物フィクサーを相手に大金をせしめる絵図を銀行屋安斉が描く。

前の2作に比べるとだいぶこじんまりとした印象。怜子ママの初恋話が騙しゲームと同時に進むだけで、二転三転の躍動感があまり感じられない。相手方の総会屋も萩原流行の演技だけにたよっているため、ちょっと威圧感不足。

多少マンネリ感が出てきているかな。まだ面白いと思うが、騙し騙されだけの構成の方がよかったと思う。