映画「インフェルノ」(2016)の感想。トム・ハンクス主演。

ダン・ブラウン原作、「ダ・ヴィンチ・コード」及び「天使と悪魔」の続編。トム・ハンクス主演。

トム・ハンクス演じるラングドン教授が記憶を失った状態で病院で目を覚ます。自身が人類滅亡させるようなウィルスに関与して、何者かに命を狙われていることがわかってくる。主治医である女医と協力して、人類滅亡の恐ろしい計画を阻止しようと奮戦する。

かなりテンポが速く、息をつかせぬ展開でストーリーが進む。先ず、ラングドンの記憶喪失で始まるため、状況がつかめぬままにスタート。そこに彼の命を狙う奴らが二重三重に出現し、入り乱れて誰が誰だかわからなくなる。本当の悪い奴らは誰なのか、ラングドンがどう関係しているか。イタリアからトルコに飛ぶあいだもずっと頭を巡らせ、目を離せないまま最後まで引っぱってくれる。

途中で犯人の目星はついてしまったが、それでもこのスピード感に乗っていけるので十分に楽しめた。ハリウッドの観客を楽しませる手法の粋を集めたような作品。